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ポップカルチャー偏愛記

なんだかんだで結局J-POPにどっぷり浸かり救われながら日々を送る28歳女子の、切々たる日々に触れるすべてのポップカルチャー(主にジャニーズ)についての記録

ジャニーズ楽曲大賞の結果発表が楽しみな件 〜Hey! Say! JUMP / キミアトラクション 考察

J-POP ジャニーズ Hey! Say! JUMP

わたしが例年楽しみにしているジャニーズ楽曲大賞の結果発表が明日に控えているということで、すでにワクワクし始めています。

 
わたしは楽曲1位にNEWSの「White Love Story」を選びましたが、2位はHey! Say! JUMPの「キミアトラクション」にしました。
というのも、去年Mステで聴いたことが、それまでまったく興味のなかったJUMPさんたちの顔と名前が一致するに至る、そのきっかけとなったからです。
 
そのとき、自分の既存ブログに「キミアトラクション」についての記事を書いたら、わたしの周辺だけでも最低3人の女子がファンクラブ入るか否かくらいガチのJUMPのファンになりました。
その文章では、手前味噌ながら割と的を得た考察ができている気がするので、はてなブログに転載します。
 
去年10月だか11月くらいに書いた記事です。(元サイトでは削除)
 
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ジャニーズの楽曲の大半には、名状しがたい「ジャニーズ感」があって、それがわたしを高揚させる。
その「ジャニーズ感」を突き止めるためには音楽の理論的、技術的な知識が必要不可欠だと感じているのだけれど、それがわたしには一切ないのでもうそれはしょうがない、他のところから懸命に攻めていくしかない。
避けたいのは、歌詞の意味に比重をおいて語ること。(なぜか昔から歌詞の意味にあまり興味を持ってこなかった。大事なのは音に乗ったとき、口にしたときの気持ち良さだ。)
それ以外は、ビジュアル的な面でも音楽的な面でも作家的な面でも振り付けでも、気になったところはいちいち触れていきたいと思う。
 
さて。というわけで、ここ一週間、起きているあいだの1時間に1回は聴いているHey! Say! JUMP(以下、JUMP)の「キミアトラクション」。
現時点で彼らの最新シングル(2015年10月21日発売)。音楽番組が増える年末、耳にする機会も多いだろう。ちなみに15枚目のシングルだそうだ。
これまで14枚も出してきたのに、そのうち一曲もわたしの心に響いてこなかったという事実にも驚くが、そんな”興味のなかった”グループの曲を1時間に1回以上も聴いているということは、逆にいえばこの曲の持つ力がとんでもないということが分かる。
(はじめに断っておくが、わたしは9人中半分くらいしか名字を知らないくらい、フルネームに至っては山田くんしか知らないくらいの、もはや「一般人」程度あるかないかレベルの認識だった。つまりグループ史やストーリーを一切知らない完全なる素人目線で語ることをお許しください。)
 
JUMPの特徴として、まずメンバーの人数が多い(=9人、ちなみに最初の頃のNEWSと同じ)ということが挙げられるが、人数が多いので歌割りも細かい。歌う人がどんどん変わっていくということ、それがもたらすスピード感は、この曲の雰囲気、というか世界観に合っている(なんといっても「アトラクション」だもの)。
躊躇なく一気に高いところ(「君はNo.1」というバース)まで行って、そこから「♪ラララララ…」と畳み掛けるイントロは、まさに"ジェットコースターのよう"と形容するにふさわしい。
(※ただ、人数が多いと歌割りの偏りが気になって、岡本くんと高木くんがなんかあんまり映らないけどこれはいいのかな、と無駄な心配をし、そして結局その2人に注目をし始めている、そういう、よく分からないけれどよくありがちな自分のファン心理を確認する。)
 
9人が同じメロディを歌うと、かなりパワフルに迫ってくる。サビでもユニゾンがすこーんとくるのは一部だけで、1人とか2人とかが歌う合間合間にその他全員が「君はNo.1」的なキャッチフレーズを叫ぶので、その対比により「君はNo.1」というフレーズの強さが際立つ。
 
そしてなによりも、これは画期的にすばらしいな、と思うのは、9人全員にセリフ「君はNo.1」を言わせていることだ。
曲中のセリフというのは、アイドルグループの曲において特別に盛り上がる箇所だろう。メロディに乗っている言葉ではなく、彼ら自身のトーン、タイミング、表情で届けられるその言葉は「親密さ」を含み、その演技と素のあいだの“作られた”親密さがファンの心をくすぐる。
それは曲のハイライトとなりうるので、大体誰かひとりが言うパターン/メンバーそれぞれが違うセリフを言っていくパターン等が多いと思うのだけれど、全員、しかも9人、しかも同じセリフを連続で言っていくなんて、そんなのありなのか!とわたしは最初にミュージックステーションで見たときにそのシーケンスに釘付けになった。1人当たり4拍という短いその間にも、それぞれの特徴は漏れ出るもので、元気だったりやんちゃだったり、誠実そうだったりセクシーだったりするわけで、彼らも10年弱活動してきて、キャラが立ってきたからこそ出来るような気がした。
そして、言うまでもなく全員がカメラ目線である。見目麗しい9人に何度も何度も「君はNo.1」と言われていると何だかまんざらでもなくなってきて、やっぱり女子的にはナンバーワンになりたいよね(うんうん)、なんて思いながら、妹がちょうどサカナクション目当てで録画していたその日のMステを繰り返して見て、内心で「てへへ、いやあ、どうも」なんて言って照れていると、その辺にいた妹に「ちょっとおばさん、心の声出てるよ、やばいよ」と苦々しい顔つきで言われ、心の声が口をついて出ていたことにぎょっとする。
 
ちなみにダンスも、イントロからフォーメーションが目まぐるしく変わり、ひとつひとつの動きもかなりダイナミックで、見ていてまったく飽きない。そもそもダンスの揃い方が気持ちよく、身長/体型がかなりバラバラなのにぐちゃぐちゃに見えないのは、動きがしっかりシンクロしているからなのだろう。そこでわたしは、NEWS(=4人、なのにダンスあんまり揃わない)とはやっぱ全然違うな、と思い、でも今のNEWSは本当に最高なんだよな、と思い、それはそれでまた考えるとして、それにしてもJUMPは大人数の良さをいろいろな面で最大限に生かしているなあと感嘆の念が止まらない。
 
アレンジとしては、シンセでキラキラしているけれどよく聴いてみると意外とすっきりしている。作曲は複数人。ジャニーズの楽曲では、海外(特にスウェーデン。どうしてだろう?)の作曲家が参加していることが多く、「キミアトラクション」もそうだ。
その中で特筆すべきはCHOKKAKUさん(←さん付け必須)が参加(作曲/編曲)していることだろう。
結局、冒頭で述べた「ジャニーズ感」にCHOKKAKUさんの作・編曲がもたらしているものはかなり大きいんじゃないかと思える。(CHOKKAKUさんはジャニーズ以外の曲も多数手がけているけど。万一CHOKKAKUさんをご存知ない方がいたらウィキペディアをどうぞ。)
CHOKKAKUさんってすごいなあと思うのは、時代にあう曲調にしてしまう点で、つまり流行に敏感なんだろうなと思う。彼が手がけたSMAPの曲目なんて見ていると、90年代半ばの、スマップの楽曲が一番気持ちいい頃(「しようよ」とか「この街で今も君は」「胸騒ぎを頼むよ」あたり)から、最近の「Love loser」とか「gift」とかまで並んでいて、わたしは彼の足下にひれ伏したい。
ボキャブラリーを持ち合わせていないので抽象的になるけれど、CHOKKAKUさんのアレンジした曲はあまりぐちゃっとしていないというか、ひとつひとつの楽器がクリアに鳴っていて、楽器と楽器のあいだに空間があり、それが軽やかさと爽やかさと広がりを生んでいる。やたらめったらに詰め込まない、余地、というか余裕がある。それがポップスのセオリーなのかもしれない。まさにそれを、この「キミアトラクション」で感じる。
 
これをきっかけに、JUMPの他の曲を何曲か聴いてみた。ああ良いな、と思う曲はいくつかあったけれど、「キミアトラクション」ほどピンとくる曲はまだ見つかっていない。
NEWSは逆に、うわーこれやばいわ、と思わない曲がほぼ無い。一体この違いはどこから来るのか。それも今後突き止めていきたい。
 

 

 

 

キミアトラクション(通常盤)

キミアトラクション(通常盤)