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ポップカルチャー偏愛記

なんだかんだで結局J-POPにどっぷり浸かり救われながら日々を送る28歳女子の、切々たる日々に触れるすべてのポップカルチャー(主にジャニーズ)についての記録

「NEWS」的、あまりに「NEWS」的な (ダンス編)

NEWS ジャニーズ

今回は「ダンス編」です。


「物語」編はこちら→「NEWS」的、あまりに「NEWS」的な(「物語」編) - ポップカルチャー偏愛記

 
  • NEWSのダンスについて
正直なところNEWSはダンスがそんなに上手いグループじゃないと思う。
動きはあんまり揃ってないし、ダイナミックなフォーメーションもない。
 
しかしNEWSのダンスには、いかにも「NEWS」的だと思わせる特別な魅力がある。
 
それはサビでの、肩より上で行われるアイキャッチーな手の動き」(長いので以下ASECと表記 = Above Shoulder Eye-Catchy Hand's Moveの略) だ。
(「顔の周りで〜」としてもいいのだけれど、いろいろなタイプの動きを考慮してこのように定義しました。)
 
ほっぺたとか目とかの近く、肩より上で行われる振り付けは、クローズアップやアップショットが多い音楽番組での映し方を考えると、顔と一緒に場面に映り込みやすい、という意味で記憶に残りやすいと思うんだけど、NEWSの振り付けの場合は振り付け自体がそもそもアイキャッチーなのだ。
 
振り付けの技術的なことはよく分からないので、手っ取り早く画像で確認していこう。
 
 
1.「チャンカパーナ」(2012)
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このポーズを考えた人は、人類史に残る偉業を成し遂げたと言っていい。
指一本でこんなにかわいいポーズ、他にあるなら教えてもらいたい。
 
"男の小指"という、身体のなかでも見落としがちなパーツをフィーチャーしたその視点。
そして小指をほっぺたに持ってくる、という、え、お好み焼きにしょうゆかけるの?ソースじゃないの?みたいな、どうなのそれ?的なものを合わせてしまうセンス。
 
そうしてもたらされたのがこの想像を絶するかわいさである。
正真正銘、これこそがクリエイティビティだ。
 
しかもその小指、ほっぺたにそのままそっと置くんじゃない。ぐりぐりと押し付ける。
その絵面は、彼らのほっぺたに触れたい、もっと言えば彼らのほっぺたをもてあそびたい、という乙女の欲望を満たすものである。
 
ああ、なんと尊い振り付けなのだろう。
 
 
実際、このポーズだけでなくチャンカパーナのサビはASEC (自分で勝手に略したくせに全然覚えられない) の宝庫とも言えて、手はほぼ肩から上で動いている。
それはこの曲がスタンドマイクを使うタイプの曲なので、基本的に手しか動かせないことが要因かと推測する。
 
 
ちなみにチャンカパーナのサビで注目してほしいメンバーは、なんと言っても増田さん。
わたしは彼から1秒たりとも目を離せません。
前掲の写真から分かるように、増田さんの笑顔とほっぺたとこのポーズは100%調和していて、わたしはこのポーズはまっすーのために作られたと言われても驚かないし、なんならまっすーがこのポーズの創造者であっても腑に落ちる。
 
結局ぷにぷにのほっぺたは正義だということだった。
 
 
 
2. 「渚のお姉サマー」(2013)
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この画像は分かりやすい最後の決めポーズのところを切り取ったけど、サビの歌詞で
波が寄せるたび イタズラな胸元
っていう箇所があって、そこでこのポーズをするので、簡単に言えば"のぞき見ポーズ"だろう。
 
最初は4本指を合わせて目を隠しているのに、「胸元」ってあたりで指を開いて隙間を作ってこちらを窺う。
やれやれまったくスケベなもんだ、と思うものの、男子の初心な感じ、欲望が丸出しな感じがその指の小さな動きだけで出せているのだからさすが。
 
ちなみにこの振り付けでは加藤シゲアキさんに注目してほしい。
指の間からチラリとのぞく瞳にぐっときます。
("のぞき見"が一番似合う、ということだろうか。)
 

「NEWS」(通常盤)

 

3. 「KAGUYA」(2015)

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https://youtu.be/d5bnSAgw4S8

 

これは動きが大事なんで3枚並べてみました。

哀しげなその瞳に
という歌詞に合わせた振り付け。
 
まずは目を隠すようにかざした右手を、左から右に顔を横切って顔の横に位置させ、「瞳に」のタイミングで下(親指)から順に4本の指を折りたたみ、すると残った小指がちょうど瞳を指す感じになる。
「哀しげなその瞳」とはかぐや姫さんの瞳のことなので、小指で指すことによって生まれる女性的ななよやかさはこの曲にぴったりだ。
 
この曲でもやっぱりシゲさんに注目してほしい。
まっすぐな瞳にやっぱりぐっとくる。
目力が強いということかも。(あるいは単にわたしがシゲさんの目に弱いだけか)
 
ちなみに「哀しげなその瞳に」に続く「恋してるノンフィクション」部分の、口元に人差し指を持っていく振り付けも、"口元"と"人差し指"という割と古典的な組み合わせだがやっぱりいい。
 
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ちなみにこの部分ではわたしは手越さんに注目してしまう。
 
これまでの振り付けの、
目元=シゲ
口元=テゴ
頬 =マス
的な注目の仕方は、自然と彼ら各々の魅力の在り処が見えるようで、我ながらはっとしている。(慶ちゃんに注目する曲もありますように、いやあるはず!)
4. 「チュムチュム」(2015)
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この画像じゃあんまりよくわからないけど、とにかく曲中全編通してめちゃくちゃ使われている、以下画像のポーズです。
 
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「チュムチュム」という言葉は、インドの言葉で「キス」を意味するそうなので、"インド感"かつ"口元"がこのポーズのキーワードとなるのは自明だけれど、"チュムチュム"とは不思議な言葉で、その言葉を口に出す時点で唇が「チュ」のかたちになるので、振り付けで「キス」の意味を一生懸命出す必要はなく、このポーズもさっきの「チャンカパーナ」のポーズのように、曲のエンブレム的な、キャッチー度が非常に高いポーズだ。
 
そんなポーズを、満面の笑顔で取るのではなく、至って真剣な顔で取る、ということを選んだNEWSサイドの思惑はばっちりはまったようだ。
というのも、「チュムチュム」みたいな曲に対する彼らの姿勢、つまりこういうトンチキソングでこそ本気の格好良さを見せる、みたいな姿勢は、非常に「NEWS」的だとわたしは思うのだ。
 
 
5. 「ヒカリノシズク」(2016)
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出ました、「目元のシゲ」!
 

FNS歌謡祭でこれを見て、わたしが今までNEWSのダンスについてぼんやりと思っていたことが確信に変わり、この記事を書くきっかけとなったのです。

 

これも以下の歌詞

涙をそっと拭ってしまうような

に対応して、まさに涙を拭うような仕草に見える。

「ヒカリノシズク」はバラードなので基本的に踊る曲ではないのだけれど、ここだけはこういう振り付けが付いていて、結果、「涙をそっと拭ってしまうような」という歌詞のインパクト/力が強くなる。

振り付けが、言葉の力を増幅しているのだ。

 

それにしても「涙をそっと拭う仕草」がこんなにも美しい所作になるとは。

実際指2本であんなふうに涙を拭うことなんてあんまりないと思うんだけど、やはり1本指で拭うよりも見た目として綺麗。

繊細で、だけどまっすぐに揃えた指が確とした意志を感じさせ、それでいながらやさしささえ伝わる。

曲にぴったりのすばらしい振り付けだと思う。

わたしも次に涙を流したときにはこの拭い方を試してみたい。

 

ヒカリノシズク / Touch

 

 

以上、計5曲を紹介したが本当は他の曲にもASEC (思い出したようにこの略称を使ってみる) はあるので是非探してみてほしい。

 

曲の魅力を引き立てる、という意味でも、視覚的なフックとなる、という意味でもNEWSの振り付けは随一だと思うし、そうやって振り付けまで徹底した世界観作りが、NEWSというグループのアイデンティティの確立に一役買っている。

つまりダンスも、“「NEWS」的なるもの”を語る際に避けては通れない要素なわけだ。

 

というわけで、NEWSが音楽番組に出演した際には、振り付けにも注目して見てあげてください。よろしくお願いします。