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ポップカルチャー偏愛記

なんだかんだで結局J-POPにどっぷり浸かり救われながら日々を送る28歳女子の、切々たる日々に触れるすべてのポップカルチャー(主にジャニーズ)についての記録

ジャニーズWESTの曲を聴いて元気が出たのでジャニストというグループを考えてみた

J-POP ジャニーズ ジャニーズWEST
少クラを毎週見ていると、ジャニーズのデビュー組のなかでわたしからもっとも遠いところにいると認識していたジャニーズWESTのメンバーの名前も、そろそろ覚えてくる。(メンバーカラーはまだ覚えてないので全然まだまだですが)


なぜわたしから遠い存在だと思っていたかというと、最初、何かの歌番組で見た彼らを、
ん、韓流アイドルの新しいグループかな?
と(主に神山くんを見て)思い、

あ、違う、これは完全にEXILEの弟分
と思い(全体的なビジュアルのバランスがとてもEXILE的だったので)、

あ、いや、でもなんかどっからどう見ても関西人の人いる(=桐山くん)

という認識の段階があり、ジャニーズらしさをあまり感じなかったからです。
そして何を隠そうわたしはEXILE的なスピリットが苦手なのです。(EXILEとジャニーズの違いについては思うことがあるので今度書きます)
なのでジャニーズのなかでも「なんとなくEXILEに近いグループ」という認識が拭えず、まったく遠ざけて過ごしてきました。

一応、聴かず嫌いはいけない、と思って彼らの1stアルバム『go WEST よーいドン!』(すごいタイトルだな)は聴いてみたんだけど、なんか歌詞は大阪押しがすごいし、音的にもゴリゴリのEDM的な、圧がすごい感じ(わたしそれも苦手)だし、収録曲のタイトルには「!」が異常に多いし、わたしには到底ついていけないテンションの人たちだと思っていました。


それを変えたのは、今年に入ってからの少クラで、「3.1415926535」(すごい曲名だな)を歌う彼らを見たことです。
そう、神山くんの金八モノマネ

これ見て!

あれはすごかった。曲中にモノマネを入れてそれを最初から最後まで真顔でやり切るっていう。
こうして、「あ、この人たちは生半可な人たちじゃないんだ」と思い、ついに注目することに相成りました。


それにしてもジャニーズの人たちを見ていると、どんなかたちであっても、注目されるような、なにか爪痕を残すことの重要性を強く感じる。
まあテレビに出ている限り皆一様にそうか。
その姿勢は「ガツガツしている」と紙一重だけど、それをすごく上手くやっているのはHey! Say! JUMPの中島くんだと思ってます。スマートだけど何かしら残してくので。同じくJUMPの八乙女くんと有岡くんもかなりいいセンいってるなと最近ヒルナンデスを見れたときに思います。特に八乙女くんのポテンシャル。男子モテしそうなそのノリがわたしは好きです。
ちなみに我らがNEWSはそれが全然ない。でもNEWSの場合はそれが育ちの良さを醸し出してるし、変ラボもあるからもう無理にガツガツする必要はなさそうだ[参照:もう「変ラボ」に任せればNEWSは大丈夫な気がする - ポップカルチャー偏愛記


で、「3.1415926535」が聴きたいがために2nd『ラッキィィィィィィィ7』を聴いたわけなんだけど、2ndも相変わらず1曲目から最後の曲まで元気いっぱいで、ずっとかなり高いテンションで行くもんでやっぱり面喰らう。
それでもリピートで2周目に入ったとき、「ラッキィスペシャル」という曲のすごさに気づいた。
というか、「Oh それ見ぃ Ya!」を一緒に歌いたくなってる(というか歌ってる)自分に気づいた。
ラストのサビの「大空見いや/俺たちが見えるやろ」まで来たときには、確かに空に7人が見えるような気さえする。

最初はコーラスもついてピアノ一本で、ミュージカルのような、舞台で歌うような感じで始まるのだけど、「ちゃうちゃうちゃう」って言ってきたかと思ったら、南国感たっぷりのルンバ的Aメロに展開されます。「あ、『ちゃうちゃう』って言ってたけどほんまにちゃうんや!」(エセ関西弁)となるわけです。
サビ以外は、リズムもそうだし、ホーンが非常に南国的。突然「うーーマンボ!」とか言い出しそう。

とか思っていたら再びサビで「Oh それ見ぃ Ya!」。この畳み掛け具合がすごい。
言うまでもなくこの元ネタはイタリアのカンツォーネなので、マンボ(中南米)とヨーロッパ、そして誰かのコブシのきいた歌い方(照史くん?)によって日本っぽさが加わり、さらにそこに関西弁が混ざってもうすごいことになってる。
でもそれがWESTのとことん陽気な感じに合っている。

それに、聴いていると単純に元気が出るんです。いい曲だなあと思うことはあれど、単純に「曲を聴いて元気が出る」という体験はあまりしたことがなかったので、すごく衝撃でした。

アイドルソングは、メンバーのキャラを押し出すようなおもしろい曲でもいいし、とことんポップでラブリーな曲でもいいし、ガシガシ踊るかっこいい曲でもいいし、アーティスト性を追求した曲でもいい、そう思ってきたけれど、新たに、「元気が出る曲」というのもいいな、と思いました。


なんだかジャニストは変に関西押しのトンチキソングばかりで、こういう曲を歌うためにジャニーズに入ったんじゃないとか思ってるんじゃないかな、とか無駄な心配をしていたけれど、聴く人に元気を与えているという時点でアイドルとしては100点満点。そしてトンチキソングを精一杯、ユーモアも込めて歌うという姿勢にはアイドル魂を感じる。素晴らしいと思います。



それにしてもWESTの面々は、女子にキャーキャー言われそうな感じではないけど(失礼)、ただ、男女問わず友達が超多そう。
だって歌詞はアゲアゲで、いかにも今どきのパリピ感がすごいもの。
それに、WESTほど女子の声が入ってる曲をたくさん持ってるグループって他にないと思う。
そういう意味でもジャニーズのグループとして新しいのではないかと思います。
その声を、WESTの友だちの女子たちと考えるとアレだけど、ファンたちの声と考えればもう超楽しいよね。

みんなで一緒に騒ごうぜ、って誘われているような気がして、そしてこの人たち7人が集まるとこなら絶対楽しそうっていう、グループの「場」としてのおもしろさを、曲を聴いてるだけで感じる。
それは祝祭感を感じるとも言い換えられるかも。
そう、ジャニストに漂うのは祭りのワクワク感だ。祭りの中心を担う、地元愛の強い兄ちゃんたち。日常を離れた「ハレ」をもたらしてくれそうな、彼らがまとう祝祭感。
それは7人という多めの人数によるものかもしれないけど、9人いるHey! Say! JUMPからは感じないものなのでやっぱりジャニストに特有の、特別な雰囲気だろう。

だから普通のアイドル路線みたいな方向に行ってその祝祭感を失うことがないようにわたしは願います。
が、ただ、ジャニーズ的なアイドルらしさと育ちの良さは絶対必要(さもなくばほんとにEXILEみたいになってしまう)なので今後どういう方向でいくかは難しいところですね。

わたし個人としては、アルバムにたまに入ってる普通にかっこいい曲と、トンチキソングの中間くらいの曲をコンスタントに出すことができるのであればそれがベストかと思います(関ジャニの「前向きスクリーム!」くらいのやつかな)。たまにはかっこいい曲も聴きたいけど、彼らのそういう一面を知っているのはファンだけっていうのも悪くないよね。むしろそういうのっていいよね。

まだ3年目だし、今年から関東でも露出が増えてきたし、まだまだこれからだと思いますが、とにかくこれからも元気が出る曲を我々に届けてくれればわたしはとても嬉しいです。こっそりと応援しています。