ポップカルチャー偏愛記

なんだかんだで結局J-POPにどっぷり浸かり救われながら日々を送る28歳女子の、切々たる日々に触れるすべてのポップカルチャー(主にジャニーズ)についての記録

これからのテゴマスのはなしをしよう【過去編】

9/8 誤字等修正しました。失礼いたしました……

 

今日、家に帰ってきてテレビをつけてみたら、18時半を過ぎているのにeveryに小山さんが出ていて、しかもワインを嗜んでいたのでびっくりして、「あ!あれ?慶ちゃん?どうしたの?」とまるで街中で友達に会ったときのようなテンションでテレビに向かって話しかけていた、そんなわたしです。そうだ、今日は水曜日だった。

 

さて、先週のMステで、24時間テレビ後はじめてNEWSが4人でテレビに生出演をし、2016年夏を代表する大名曲「恋を知らない君へ」を披露しました。

正直、「あれ、今更この曲かー」感はあったんですが、久々に歌っている姿を見て、というか歌声を聴いて、わたしは改めて感動してしまいました。聴くたびに好きになるとはこのこと。本当最高ですこの曲。困った。好きすぎて困った。

 

chatnoirpop.hatenablog.com

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で、改めて何がいいってさ、やっぱり手越祐也さん増田貴久さん(なぜかフルネームで言ってみたけど以下テゴマス)の歌声なんですよね。ふたりの生の歌声は本当強い。思わず手を止めて聴き入っちゃう。ながら聞きする余裕を全く与えてくれない。本当困った。←そればっか


そんなこんなで、Mステを見ながら、「あーやっぱいいわーテゴマスいいわー」としっかりつぶやいたわたし(最近テレビに向かって普通に声出すな……)の脳裏に、ふとユニットの「テゴマス」がよぎり、NEWS4人の活動が有難いことに増えている昨今、すっかりどこかに身を潜めているように思われるテゴマスというユニットについて考えることにしました。

 

(タイトル、「これからの」と言っときながら【過去編】ですみません笑 何か思ったより長くなってしまいましたので分けます)

 


テゴマスの過去について

しかしさっそくごめんなさい、正直テゴマスってアルバム(ごくたまにラジオ)しか聴いてないので、よく知らないんですよね、そもそもの歴史とか、人気度とか、ライブの演出とかふたりのスタンスとか。すみません、とことん初心者で。。

だけど、NEWS4人のmyojo10000文字インタビューなどを読んでみると、6人から4人になった当時は、テゴマスというユニットの存在がかなり大きかったことが読み取れました。ふむ。

 

ひとまず、歴史はwiki先生にお任せして(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/テゴマス)、ここではかつてのわたしの目線、つまり当時テゴマスに全く興味なかった一般人的目線で語らせていただきます。ごめんなさい、厳しめなことも割と書いてます!

 

 

  • 「フツー」のふたり

 

さて、テゴマスに当時のわたしが感じていたことは、「歌は上手いけど、なんかダサいなー」につきます(いきなりぶっこむ)

 

当時(2000年代後半)のわたしの嗜好が「洋楽>>>JPOP」という、近くにいたらちょっと鬱陶しい感じだったというのもあると思いますが、とはいえ、当時のふたりは中心メンバーたちと比べれば確かに「普通の男の子」感が強かった。*1

 

そうやってグループ内で相対的に見たときの「フツー」な感じのせいか、「テゴマス」というユニットにも当初アイドルらしいキラキラ感は与えられていません。

衣装も「フツー」の男の子の「フツー」の格好だし、初期シングルのジャケットなんて、自主制作でももっとクオリティ高いんじゃないか……と思えるほど。

それはもしかしたら、当時のNEWSとのはっきりとした差別化を図るためだったかもしれないし、あるいはNEWSにもこんな「フツー」の子(お母さん世代からの好感度が高そうな子)がいますよ、という一般的なアイドル好きな人以外の目をNEWSに向けるためのアピールポイントとして選択されたのかもしれない。

 

  • デビュー曲「ミソスープ」

 

だけど、いや、それにしても、ビジュアルだけじゃない。

まずデビュー曲のタイトルが「ミソスープ」ですよ。。

いくらジャニーズがトンチキの宝庫でも、「ミソスープ」がデビュー曲っていうのは……やりすぎじゃ……。タイアップ先行だったり期間限定グループならまだしも……*2

しかもこの「ミソスープ」という曲、アイドルらしいアップテンポなダンスチューンではなく、ミドルテンポの王道J-POP。アイドル感はゼロ。

正直、わたしはこの曲がまったく好きじゃありませんでした。今でも「曲じゃなくて声を聴くのだ」とよっぽど強力な暗示をかけてからじゃないと聴きません。

その理由は、

① 適当に作った感があるイントロ(サビの最後のフレーズをそのまま転用している)
② 全編通してアレンジがカラオケみたい
③ サビで歌メロをなぞるように流れる音(スウェーデンの伝統楽器の音?)の使い方がダサい
④ 歌詞が直接的すぎて嘘っぽい

①〜③はオケの話で、④は歌詞の話。結局歌以外全部ってことですね。。でも本当に、テゴマスの曲じゃなかったら多分一生耳に入れずに過ごしてきただろうと思います。

 

  • 「作られた等身大」

 

特に歌詞については大声で言わせてほしい。

すなわち、上に書いた通り、直接的すぎて嘘っぽい。

はじめてテゴマスのアルバムたちを聴いたとき(=NEWSを再発見したあと割とすぐだったので、つまりパリにいたとき)も思ったんですけど、テゴマスはデビュー曲だけじゃなく割と一貫して、すごく「生活感がある」曲、「等身大」の曲を歌ってますよね。
多分、その「等身大」というのが当初テゴマスに与えられていたコンセプトだろうと思うのですが、問題なのは、その「等身大」が、ふたりの本当の等身大ではなく「作られた等身大」「世間でいう等身大」であるように思えることです。


実際はふたりともシティボーイなんですよ。そしてなによりジャニーズのアイドルなんですよ。
なのに、歌われるのは親孝行、告白、上京、はたまた男子の趣味、生活、地元の七夕祭り。。うーん。。歌わされてる感、そしてコンセプトのあからさまに狙ってる感、それが当時からどうも引っかかっていました。

普段なら歌詞なんて別に気にしないのに、ふたりの声が歌詞をしっかり伝える力を持っているからこそ、逆に聴きいってしまってその意味が気になっちゃうのかもしれないですね。

 

とか言いつつ結局テゴマスの曲も割とよく聴いてるんですが(いかんせんふたりのハーモニーがしっかり聴けるのが嬉しいので)、好きなのはやっぱりヒロイズム一派の曲(「ぼくらの空」「ハルメキ」「ヒカリ」など)なんですよね。あとは「ファンタジア」(作詞:森たまき、作曲:小松清人)もとても好き。それに「チキンボーヤ」と「月の友達」、つまり 作詞:増田貴久、作曲:手越祐也 体制の曲もふたりが歌って非常にしっくりくるなーと思います。

 

そうやって好きな曲/嫌いな曲を比較して考えると、おそらく、わたし個人としてはアイドルや彼らが歌う歌……というかもはや一般的な「歌」そのものに、「抽象性」「浮世離れ感」を求めているのかもしれません。

暴力的に言ってしまえば、歌には直接的なメッセージ性なんていらないし、具体的なモノなんて描写してくれなくていい、それくらいに。特にテゴマスなんてジャニーズですよ。夢を見させるプロですよ。そんな彼らに「母」とか「実家」とか「駅前の商店街」とか「両親」とか歌われちゃうとすごく居心地が悪いのです。

(そう考えると何故わたしがヒロイズム一派の携わるNEWSの曲をここまで偏愛するのかもわかってきたような……)

 

たとえばわたしがぐっとくる、「ファンタジア」のサビ。 

ファンタジア - テゴマス - 歌詞 : 歌ネット

 

「あなたを愛したから世界が騒ぎ出した」って!

「指先はファンタジア」って!!

見てくださいよ!!この世にこんな美しい歌詞があるなんて!

サビだけでなくすべて熟読していただきたい。Aメロからブリッジから、すべての行で震えます。具体的でもないしメッセージ性もないけど、すごく心を締めつけられる。「あなたの指先」の体温さえ感じられるんじゃないかというくらい。それくらいの切実さを持って曲の世界観が迫ってきます。

しかもこのサビ、ハモりもすごい。テゴマスはユニゾンもすごくすごく気持ちいいんですけど(例:「ぼくらの空」サビ)、まっすーの安定した優しいメロディに手越さんの高音上ハモが重なって、これぞテゴマス!!!!といった感じのダイナミックなハーモニー。ああ、せつない。。ああ、好き。。この曲。。

わたしはこういう曲をこそ、テゴマスに、そしてNEWSに、ジャニーズに、アイドルに歌ってほしいわけです。

 

  • テゴマスのコンセプトとジャニーズスピリットの噛み合わなさ

 

話を戻します。

おそらく、当初テゴマスのコンセプト設定の念頭にあったのは、ゆずとかあるいはWaTとかコブクロとかあとサスケか、そういう男性ふたりで歌うデュオだったのではないかと推測できます。時代的にもそういう音楽が流行っていたような記憶がありますし。

つまり、デュオとはいえ、テゴマスが参照したのはKinKi Kidsではなかった。タッキー&翼でもなかった。参照元はアイドルではなく、ストリート出のシンガーソングライターたちだったんです。

そう、テゴマスのデビューに際し参考にした人たちは、その多くがストリート出身で、身の回りの「等身大」のことを歌うタイプの人たちだった。だからテゴマスの曲もそういう「等身大」を歌う曲が多くなったのではないでしょうか。

しかし、その「等身大」の曲は、プロの作り手が作っているんです。だからそこにわたしが感じていたような「違和感」が現れるわけですね。ふたりの「歌わされてる感」、嘘っぽさ、「本当の等身大」じゃないだろうという違和感。

 

だからそう思うと、作詞:まっすー、作曲:テゴちゃんの曲をふたりが歌ってしっくりくるのは当然なんですね。それが「ふたりの等身大」なわけだから。

「月の友達」のサビなんて

あの空を抜けて 俺と餅つきをしないか?

あの虹の上で 俺と口づけをしないか? 

ですからね。何それ意味わかんないよ。だけどまっすーらしくてかわいいよ!最高だよ!

ちなみにこの曲も歌詞の中に「うちの父ちゃん」「うちの母ちゃん」が出てきますが、そこには「生活感」がなく、ただの記号としての「父ちゃん」「母ちゃん」なので個人的には問題なーいっす(テゴ風に)

 

というか今書いてて気づいたんですが、もしテゴマスを世間一般でいう「等身大」のグループにしたかったのだったら、たぶんNEWS(=アイドル)としてデビューさせちゃだめだったんじゃないか。

なんなら、そもそもジャニーズの文化(=アイドル文化)に染めさせちゃだめだったのかもしれない。

だってジャニーズ事務所に入って、ジャニーズのレッスンを受けたりジャニーズのステージに立ったりすれば、もう特殊な「アイドル」のマインド(cf.「月の友達」)が形成されちゃうもの。そうなったら最後、世間一般の「等身大」にはそう簡単に戻れないんじゃないか?

テゴマスだけじゃなく、NEWSの4人は「フツー」な感覚を保っている賢い人たちだと常々思っているんですが、それはあくまで「生活感覚」。クリエイティブな、演者の感覚としては、やっぱり根底にジャニーズスピリットが流れているであろうとわたしは思います。だってあんなに濃い文化だもの。

そう考えるとつまり、ジャニーズ事務所からは、いわゆる「等身大でナチュラルなストリートシンガー」は決して生まれえない、と言ってもいいのかもしれません。

 

  • テゴマスの「らしさ」

 

というわけで、テゴマスはまったくちっとも悪くないけれど、テゴマスのCDデビューに際しての当初のコンセプトはたぶん間違ってた、というかちょっとずれてた、というかそもそも無理があったんだろう、わたしはそう確信します。

 

だけど、活動を続けるにつれて当初のそのコンセプトはだんだん薄れてきて、現状で最新アルバムとなる『テゴマスの青春』になると、「作られた等身大」とは違う、そしてNEWSとも違う、唯一無二の「テゴマスらしさ」というものが根付き、芽生えはじめていたような気がしています。(なのでわたしはアルバムとしてはダントツで『青春』が一番好きです)

アルバムにも収録されているシングル「猫中毒」は、急にどうしたテゴマス!という感じもあったけれど、逆にそこにこそテゴマス独自の進むべき道があったのかも。わたしの好きな「月の友達」も「ファンタジア」も「ハルメキ」も『青春』に収録されてるし。ちなみにシングルの「サヨナラにさよなら」もどことなく(リズムかな?)R&Bっぽさがあってとてもいい(CHEMISTRYっぽいと思ったら作詞・作曲が松尾潔さんだった!そりゃそうだ!!)

 

だから、もしNEWSがグループとして現在のような体制になっておらず、NEWSとしての仕事の量とか頻度とかが今とは違い、手越さんにも増田さんにももっと余裕があったなら、テゴマスはテゴマスとして活動し、今頃新たなフェーズに入って、わたし含むファンみんなが歓喜するようないい作品を出してたんだろうと思う。ふたりとも「やるならとことん」派のようだし、それぞれの方向性は違いこそすれ、100%アイドルだもの。テゴマスもしっかり「アイドル」デュオになってたんじゃないかな。

まあ、それは「なかった未来」なのでそんなことを考えても仕方ないんですが。

それにNEWSが今みたいに4人で充実してキラキラ仕事してくれてることに越したことはないんですよね。それは本当に本当に間違いない。

 

でも!だけど!それでも!

 

「テゴマスというユニットを愛でたい」、その気持ちは一体どうすれば昇華できるのだろうか。

テゴマスの特別感をどう享受させてもらえると、みんなハッピーになるだろうか。

NEWSとテゴマスが上手い具合に共存できる方法もあるんじゃないだろうか。

 

 

というわけで次回、【未来編】にてわたしが希望する「テゴマスの未来」を考えます。

 

 

 

★そろそろテゴマスのライブDVDも観なきゃなー、いいんだろうなー、特に青春。。

 

*1:NEWSデビュー時のDVD『NEWSニッポン0304』を観てハッとしたのは記憶に新しい。

chatnoirpop.hatenablog.com

*2:脳内BGM♩マサラマサールトリピッピ

http://j-lyric.net/artist/a04aa1b/l0014f5.html