読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ポップカルチャー偏愛記

なんだかんだで結局J-POPにどっぷり浸かり救われながら日々を送る28歳女子の、切々たる日々に触れるすべてのポップカルチャー(主にジャニーズ)についての記録

「NEWS」的、あまりに「NEWS」的な(言葉編)

今からちょうど1年くらい前、関修先生の著書『「嵐」的、あまりに「嵐」的な』*1に触発され、「NEWS的」ってなんだろう、と考えておりました。

そのときには「物語」と「ダンス」というキーワードで検討をしていたのですが、最近のジャニーズwebなどを読んでいて、4人が発する「言葉」も「NEWS的」だよなあ、と思いつきまして、久々に「NEWS的」という表題で記事を書いてみることにしました。

 

chatnoirpop.hatenablog.com

chatnoirpop.hatenablog.com

 

 

ジャニーズwebから考えるNEWSの言葉

増田貴久の言葉

まずは増田さん、ジャニーズwebでの連載『増田貴久の〇〇』1周年おめでとうございます。 

連載周年記念に、期間限定でバックナンバーが読めるっていうのがジャニーズwebでの定番のようですが、まっすーの連載でわたしははじめて、公開されているバックナンバーをすべて読んでみました(これまでも別のジャニタレさんの連載のバックナンバーが読める、というのに気づいていたけれど、いざとなると面倒くさくて読む気にならなかった)。

1年分とはいえすぐ読めてしまいました。

○○したよ~とか、○○だったよ~とかいろいろ報告をしてくれて、謎に包まれているまっすーの普段の生活が少しでも見えるのもうれしいし、がんばって!とか、ありがとう!とか、○○だと思う?とか、○○しようね!とか、ファンに対するメッセージが豊富で、日記というよりメール感(しかもLINEとかじゃなくてガラケーでのメッセージ感。こちらが既読になろうと未読であろうと別にいいやつ)があるのがいい。

絵文字や顔文字や改行が多用された、読みやすくポップなまっすーの文章は、まっすーの口調や笑顔や表情やしぐさが目に浮かんでくるみたいにやわらかくてやさしい。

そしてまっすーほど、「波ダッシュ(~)」が似合う男子はいない。まっすーの入力する「~」ほど、「~」それ自体の効力が発揮される「~」はないと、わたしはまっすーの文章を読んでいると感じるのです。

 

「僕はね~」

「○○したいな~」

「楽しかったな~」

 

あれ……どうしたんだろう……気づいたらわたしの顔に微笑みが浮かんでいる…… ほほえましいとはまさにこのことか…… と10人中10人が感じるはずです。

特にいいアイテムを見つけたときとか、いいことがあったときのうれしそうな文章は、まっすーのあのふくふくの笑顔が100%浮かぶ文章で、文章の質という意味では別になにも特筆すべきところはないのだけれど、文章の第一義が「何かを人に伝える」というところにあるとすれば、まっすーの感情は完全にこちらに伝わっているので、つまり最高の文章を書くよなあと感心します。

かっこつけたり、とりつくろったりするところがない、素直な文章。まさにまっすーの魅力が存分に発揮されていると思います。

 

小山慶一郎の言葉

で、あーいいなあ、まっすーの連載は、と心をほっこりさせていたら、慶ちゃんの最新の『メンバー愛』ではうっかりほろりときてしまいました……

 

慶ちゃんの文章は絵文字や顔文字や改行も控えめで落ち着いている。

自分は今こうだからこうしなきゃ、こうしたいんだよね、と、客観的に冷静に自分を見ていて、しかもその状況に対してどう自分が動こうとしているかも書かれているので、いやはやまったく大人だよなあ、といつもいつも感心します。

書かれる内容にはお母さんや友人もよく登場していて、きっちり仕事をして、たまに友だちと思い切り遊んでリフレッシュして、家族との時間も大事にして、という、堅実かつ心優しい30代男子の姿が浮かび上がる。そんなステキな30代独身男子、なかなかいるもんじゃないと思うんだけど、小山慶一郎はそうなんだろうねえ……。かっこいいよねえ……。

 

しかし慶ちゃんはただの30代男子ではなく30代アイドルなので、仕事して遊んで家族と過ごして、っていう日々の報告以外にファンに対するメッセージが挟まれます。それがまた毎回最高に染みる。

慶ちゃんのメッセージのいいところのまずひとつめは、視点がファンと同じだということ

変に上から目線とかではなく、すぐとなりで寄り添ってくれているような、わたしたちと同じ高さに目線をもってきてくれているような、そういう心遣いややさしさを感じます。

そしていいところふたつめは、彼自身の体験に基づいたメッセージを送ってくれるということ。

つまり言葉が薄っぺらくない。誠実。自分の思ったこと、感じたこと、そこから学んだことを伝えてくれるので、切実に伝わってきます。

慶ちゃん(他のNEWSのメンバーもだけど)は、一般的なマナーや常識が身についていて、非常に地に足がついた考え方をしていて、芸能界外で生きるわたしたちでも容易に共感できる感受性をもちながら日々真摯な姿勢で生きている印象があります。

だから慶ちゃんが感じたことや気を付けていることは、わたしも自分の生き方に反映させようと思える。自然にこちらの生活に入ってくるようなメッセージになるのです。

人に何かを伝えるときって、どうもえらそうになっちゃったり、自分の本心が伴わないことをいって言葉が薄っぺらくなっちゃったりするけれど、慶ちゃんにはそれがない。それは慶ちゃんがいつも「等身大の自分」をもって仕事に臨んでいるからだろうし、誠実だからだろうな、と思います。それはキャスターという、人に何かを伝える仕事を続けてきて磨かれたものかもしれません。

また、そういう姿勢が身についているからこそリーダーとして向いているのかなとも思います。慶ちゃんのメッセージの送り方には、まさにこんな人が上司だったらいいだろうなあと思わせる包容力を感じる。絶対後輩や部下に好かれるよね。わたしも慶ちゃんの部下になりたい。小山先輩ラーメン食べ行きましょうって言いたい*2。相談に乗ってほしい。。慶ちゃんの言葉はそんな言葉です。

 

加藤シゲアキの言葉

加藤さんは作家であるけれど、彼のジャニーズwebの連載『シゲアキのクラウド』から、「さすが、やっぱり作家だなー」と感じたことは実は特になくて、シゲ自身ウェブはウェブ、と考えているのかもしれないし、遊び場だと考えているのかもしれないし、ファンへ情報を発信する場だと意識しているのかもしれない。そこでは肩のちからが抜けた、素のシゲ、日常生活のなかのシゲが見えるようでいとおしいし、とにかく単純におもしろい。

特にわたしはテレビとかで披露されるシゲアキさんの自虐ネタが非常に好きで、というのも自虐に変な湿度がないというか、カラッとしていてこちらもケラケラと笑えるからなのですが、「カラッとしている」のはたぶんその出来事、その出来事を体験した自分を客観的に見れているから、そしてその結果自分でも純粋におもしろいと思えているからだと思うんですよね。

「自分を客観的に見る」ことができるって、アイドルという、人に見られる仕事をしていくうえで非常に重要。自分に求められていること、自分の世間一般のイメージ、そういうものを適切に把握していないと効果的なマーケティングはできないと思うので*3。特に男性アイドルが三十路を越えるのが当たり前の今、「若くて」「見目麗しい」だけではアイドルじゃいられません。自らが「客観性」をもって、意識的にアイドルを実践するアイドルこそが強いアイドルなのです(「意識的にアイドルである」という意味ではシゲアキさんだけじゃなくNEWS全員がそういう姿勢をもっていると思います。だからNEWSは強い……!)。

 

で、さらにそうやって客観的に見て「おもしろいネタ」を、特におもしろく伝える腕をシゲアキさんはもっているんですよね。トークでもそうだけど、文章だと特にその能力が如実に出るんじゃないかなーと思います。おもしろいことを文字でおもしろく伝えるっていうのは簡単じゃない。

シゲは、「なかなかSNSで近況を報告してこないけど、年1回くらいの頻度で特に脈絡もなくUPする投稿がやたらおもしろい」タイプだろうな、と想像します。で、思わずコメントに「久々に投稿したと思ったら内容これかよww」って書きたくなっちゃうやつ。

 

手越祐也の言葉

NEWSのなかで唯一自分の連載をもっていないのはてごちゃんだけだけど、だからこそ『NEWS RING』が更新されたときそれがてごちゃんだとめっちゃうれしいっていうのは手越担あるあるってやつでしょうか。

そしててごちゃんの投稿って基本長い。前回の投稿からかなり間が空くから言いたいことが溜まるのかもしれないけど、ともあれ長いのってやっぱりめっちゃうれしいよねー(そればっか)

あと4人の文章のなかではいちばん「会話」っぽいというか、なんだろう、勢いがあるのかな? テンポがいいのか? もしやここでも運動神経が発揮されている?(たぶん関係ない)

だから、思っていることをじっくり考えて文章にする、というのではなく、思っていることをその場でぽんぽん口に出している、という印象を抱きます(本当はめっちゃじっくり推敲してたとしたらごめん、でも絶対ないと思う)。

手越さんは思ったことを言わずに我慢するっていうことはできなそうだし、思ったことしか言えなそう。だからつまり彼が言ったことはすべて間違いなく本音なんだろうなと思うし、言ったからには自分の言葉に最後まで責任をもつ、まさしく有言実行型。

だから、その言葉にいらだちや口惜しさなんかが混ざっているときにはすぐわかる。それを感じるとこちらはひやひやしたり心配になったりしてしまうんだけど、逆に、そういうてごちゃんの言葉だからこそ信頼できる、というのはやっぱりあるよなあ、と、ジャニーズwebを読んでいて思います。

去年のキスマーク騒動のときにも、いち早くジャニーズwebで誤解を解こうと自分の言葉で語っていて、わたしはそのてごちゃんの対応に非常に感銘を受けました。ファンに対する誠実さ仕事に対する真摯な姿勢を感じたからです。てごちゃんにスキャンダルが発生してもスルーしていられるのはひとえに、その2つが絶対ぶれないこと、つまり手越祐也はなにがあってもアイドルでいる、という未来がわたしのなかで確定しているからです。

そうやって全幅の信頼を置けるような言葉を普段からくれるアイドルでいてくれているのはありがたいし、最高にプロだなと思うし、だからわたしたちは彼の言葉を信じていればいいわけで、なにかあったときにむやみやたらに騒ぎ立てて彼を傷つけることがなければいいなあと人知れず願っております。

 

 

 

こうやって4人の言葉を見てきましたが、わたしがNEWS4人の言葉が好きなのは、彼らが全員「自分の言葉で」「正直に」「等身大で」語り、しかもその言葉の前提として「ファンへの愛情がある」からだと思います。そしてまさにそれこそ「NEWS的」だと感じるのです。

わたしがNEWSにはまるきっかけとなったライブDVD『美しい恋にするよ』で、静まりかえる秩父宮で4人が語った言葉も、とても切実で、率直でした。自分の本心からの言葉を、勇気を出して語っているんだな、とわかる言葉でした。

あれからもう4年以上経っていますが、以来どんな媒体であっても、4人の語る言葉には嘘がなく、実感のこもったものだとわたしは感じています(たとえ本当はそうでないとしても、そう思わせてくれているだけで正直わたしは十分だと思うくらいです)。

 

 

ただ「愛でる」「尊敬する」だけじゃない、「互いに応援しあう」「自分への刺激にする」「生き方を学ぶ」っていう、アイドルとの新しい関係性っていうのをわたしはNEWSに教えてもらっていて、わたしはそんな関係性を見いだせたことを、非常に幸福なものとして感じています。そしてその幸福は、NEWSの言葉を受け取るたびにどんどんアップデートされていくのです。

いつもありがとう。

 

 

 

 

*1:参考:結局途中までしか読んでないけど、期待してたのとちょっと違った。

「嵐」的、あまりに「嵐」的な

「嵐」的、あまりに「嵐」的な

 

 

*2:参考:

chatnoirpop.hatenablog.com

*3:参考:

chatnoirpop.hatenablog.com