ポップカルチャー偏愛記

なんだかんだで結局J-POPにどっぷり浸かり救われながら日々を送る28歳女子の、切々たる日々に触れるすべてのポップカルチャー(主にジャニーズ)についての記録

考えるアラサー vol.3 〜NEWSとの初デートを終えて、またはU R not alone

先日は終わった直後の殴り書きで失礼しました。

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本当に本当に本当にすばらしいコンサートでした。本当に言うことなし。会場から照明から衣装からセトリからパフォーマンスからMCから、全て最高でした。一晩経っても二晩経っても感動が冷めません。 

いいライブを観ると、そのセットリスト順に曲を並べたプレイリストを作るというのが学生時代からわたしの習慣なのですが、今回ももちろんすぐに作りました。全曲並べると計2時間半強で、ちょうどコンサートの長さと同じくらいになって、あの夜を疑似体験しているかのような感覚になりますので超オススメです。皆さんもぜひ。

 

 

話は変わりますがタイトルにvol.3って自分で打って、「え……これ3回も書いてる……?これ一応ジャニーズのブログなのに……?」と思いました。すみません。お騒がせしています。

それでも敢えて書こうと思うのは、今のことを忘れる前に書き残しておきたいと思ったからであります。

それにNEWSのコンサートの感想をもっかいちゃんと残しときたいというのもあるし、あるいはアラサーの生態に多少なりともご興味がある方などには(そんな人いるかな)、読んでいただけると嬉しく存じます。でも相当長いし、文章もめちゃくちゃなんで場合によってはすぐ消すかも……

 

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〈前回までのあらすじ〉(←とか言いつつ結構新情報入れてる)

 

長い片思いを成就させてN君(仮名)と付き合うことになったユウ(28歳)。

しかし彼は長年海外に住んでおり、いわゆる遠距離恋愛

ユウも、ある国の就労ビザを取ろうとするものの、不運が重なり1年待ってもビザが下りない。そして1年も待たされているあいだに海外へのモチベーションがダダ下がり、ついに海外行きをあきらめ日本で暮らしていくことを決意。しかしそうなってしまうといよいよN君と会える機会が限られてしまうのだった。

それでもお互いに仕事の調整をつけ、付き合って半年になる頃、ユウは1カ月間N君のもとに滞在し楽しいときを過ごす。しかしこの旅行が終わると次に会えるのがいつになるかわからないことは常に頭の片隅にあるユウ。案の定、帰国してから猛烈なN君ロスに襲われる。

とりあえず年内にまた1カ月くらい彼のお宅にお邪魔したいものだ、と安い航空券を探したり、たまにはN君とスカイプをしたりして気を紛らわせたり、友だちと遊んだり、映画を観たり、漫画を読んだり、すべてのイライラや不安感の原因はホルモンバランスだ、と断定し漢方薬などを試したり、という試行錯誤の日々が続くーー。

 

 

というわけでした。

結局vol.2のあと漢方医を訪ねたのですが、ピルをいきなりやめるとまたそれも問題じゃないか、ということになり、漢方(加味逍遥散)とピルとを併用することになりました。

そんなこんなでいったんは落ち着きを見せ始めていたのですがまた新しい問題が発生します。

 

仕事の問題

クライアントのひとつからの給与支払に遅れが発生。

そんな経験ははじめてだったのですが、フリーランスで仕事をしている身の危うさを知りました。

まあ今回が初めてだし、いつかは振り込まれるだろう、という気持ちだったのですが、下手したら家賃や生活費が払えなくなるおそれだってある。そう考えるとゾッとします。一応約1ヶ月の遅れののちに振り込まれたのですが、あれ以来危機感は消えません。

 

わたしが日本で企業に勤めた経験は新卒からの3年弱しかありませんが、組織に属するということが自分にどれだけ合ってないか、そこで身に染みてわかりました。

その後、紆余曲折ありながらも数年フリーランスで働いてみて、この働き方は自分に合っている、可能な限りこうやって働き続けたい、と思い始めました。

あんなに行きたかった海外に行くのをやめて日本で暮らすことを決断できたのも、日本でのフリーランスの活動に手ごたえを感じることができたからであり、もう少し腰を据えてこの働き方でやってみたいと考えたからです。

しかし今回、主要顧客からの支払が1回遅延したというだけで途端に生活が厳しくなる可能性を目の当たりにして、フリーランス1本で全然食っていけそうだぞ、うへへ、という、なんとなく抱き始めていた自信がキレイさっぱりと砕けることとなったのです。

とりあえず彼と会えないあいだ、わたしはわたしで自立した生活を確立させるのだ、ワーホリから帰ってきてからずるずる実家に居候しているけれど、さすがに来年くらいから一人暮らしを始めよう、そのために今年はとにかく働いて貯金しよう、そう考えていた矢先のこの出来事には、出鼻をくじかれた感というか、やる気を完全に削がれたというか、甘いよ、もう一回考え直さなきゃダメだよ、と、せっかく途中までよじ登っていた崖から容赦なく突き落とされるような感覚を得たのでした。

 

家族の問題

そうして自分の足元のおぼつかなさにおののいて、これは仕方ない、もうちょい実家のお世話になろう……と考えていたときのことでした、今度は親との関係が悪化します。 

細かい話は省略しますが、お互いに色々と我慢した結果、爆発してしまったわけなのですが、っていうのに真正面から改めてぶつかることも、話し合いをすることもなく何事もなかったような顔でわたしも親も過ごしています。だけどわたしと家族の距離はこれまでに比べてもだいぶ広がってしまい、もはや修復が可能なようには思えません。

「来年には一人暮らし」とか思っていたけれど、これは予定をだいぶ早めて実家を出ないとキツいなあ、そう強く感じるようになりました。しかしそうなるとそこには〈安定した収入を得られるのか〉問題が立ちはだかっている……

そうやっていよいよ袋小路で頭を抱えたわたしは、家にいると頭のてっぺんがビリビリし、動悸が早まるという症状に苦しむようになりました(←怖)

そこで救いを求めて駆け込んだのが〈占いの館〉です。

 

占いでちょっと救われる

去年末、なかなかビザが下りなくて悩んでいたときにも占いに行き(そのときが本気の占い初体験)、そこで「どうしたってあなたは海外で暮らすのがいいわよ」と言われてすっきりしたと同時に海外へのモチベーションを高めたのですが、結局その後海外行きを諦め、現在こんなに苦しんでいることを思うと、やっぱりあの占いは正しかったんじゃないかと思い始めました。

そこで、とりあえずまた話を聞いてもらおう、どこから動けばいいのかわからない状態だから、とにかく何らかのアドバイスをもらおうと、再びすがることにしたのでした。

そしてすぐにネットで調べた占いの館へ赴きました。

生年月日と名前(ついでに彼のも)を書いて、占ってもらいたい内容を話し、運勢を読んでもらいます。(どうでもいいけど占い師の名前ってどうしてあんなにもキラキラとしたカタカナ&渋めの漢字、というパターンが多いのだろうか ex.デスティニー芙美子(←これ今思いついただけなんで本当にいらっしゃったらすみません)

 

すると開口一番、来年いっぱいまで不運」という、身も蓋もない診断結果を得ます。

だけど、占いで不思議、かつ良いのは、どんな結果が出ても「ああ、だからかあ」と思えることなんですよね。なんで、どうして、困った、どうすればいいんだ、ってパニックになってるところに、「そういう星回りなのよ」って言われたら、なんだそうか、じゃあしょうがない、っていう気持ちになる(わたし個人の傾向ですが)

彼とわたしの関係についても、「あなたが足掻いてもしょうがなくて、結局は彼に従っていた方がうまいこといく」などと言われて納得したし、「一人暮らしは今すぐ始めて全然オッケー」と言われ、よし、とにもかくにも今すぐ物件を探そう、という気になったし、「3ヶ月後には全てすっかりいい方向に向かってる」、そう言われたら、3ヶ月後って割と遠いけどまあそうなってるならいいか、と心が落ち着きました。

20分という短い時間でしたが、店を出る頃には先ほどまでの切羽詰まった感が自分の中から消えているのを実感しました。

 

というわけで、一体どうしたらいいのかわからなくてワーーーッとなっちゃっている方には、対面式の占いは激オススメです。

そもそも占いに行くと、自分のことを何も知らない人にもわかってもらえるように悩みを話す必要があるので、自ずと、ある程度現状を整理して言葉にすることになるんですよね。その時点で、わたしがいちばんモヤモヤしているのはここなんだ、というのがわかるわけです。ひとりで頭のなかで色々と考えているとなかなかたどり着けないところにも、意外とぽんっと到達してたりする。その時点でモヤモヤが半分くらい晴れているのかもしれません。

そして占い師さんっていうのはある種、人生相談のプロ、聞き役のプロ、みたいなところがあるので、下手に友達に話してあんまりよくわかってもらえなくてさらに落ち込む、とか、結局向こうの話ばかりで自分の話をできた気がしなくてフラストレーションだけが残る、ということがない。話を聞いてもらえるうえに、うまいこと背中を押してもらえます。

だから下手なストレス解消法に時間とお金を割くよりも、費用対効果の面ではかなり有効なのではないでしょうか。わたしは今回も、行ってよかったなあと思いました。

 

それでもモヤモヤは消えない

占い後、とりあえず物件を探して夏までに一人暮らしを始めよう、いよいよそう決意すると、家賃滞納なんてことにならないように仕事をちゃんとしなきゃいけないし、いざ今回のような支払遅延などが起こって経済的に追い込まれたとしても結局働いて稼ぐしかないんだから、そうなったときはなんでもいいから安定して収入が入るような職に就けばいいし、とにかくやってみよう。そういう風に思えるようになったのです。いったん腹がくくれてしまえば、なんだ、こんなに簡単だったのか、と非常にスッキリしました。

そんな風に、ひとつの悩みに決着がつくとそれに付随して色々と決まって行くもので、おかげでさざなみだっていた気持ちは落ち着きます。

 

しかし平穏な日々もそう長くは続きません。一人暮らしをすることを決意すると、あの問題が再び湧き上がってくるからです。そう、N君になかなか会えない問題です。

アラサーになってまで実家にいたのは、いつでも自由に海外へ行けるようにという思惑があったからなのですが、実家にいたくないという気持ちが強くなった今、もう実家に残るという選択肢はない。出て行くことは100%決定事項です。

でもそうなると、これまでのようにお金も簡単には貯まらなくなるし、自由に海外へ行くというのも難しくなる。そうしたらわたしたちはいつ、どこで会えるのだろう? そんな状態でこの関係を続けることは一体できるのだろうか……そう考えてはモヤモヤするという日々が再び始まるのでした。

 

また、彼との連絡問題もありました。

1往復もないときもあったとはいえ、わたしたちは基本的にほぼ毎日連絡を取っていました。面白いことがあったときもそうだし、上述の仕事や家族の問題が発生したときなんかも、わたしはもちろんいちばんに彼に連絡しました。

だけどわたしは、Nくんとは距離が離れているがゆえに、ネガティブな内容ばかり連絡するのが嫌でした。Nくんの気分を下げてしまいたくないし、自分からの連絡は相手にとって常に楽しいもの、よろこばしいことであってほしいという気持ちがわたしにはあるのです。

またそれだけではなく、文字で伝えてもイマイチわかってもらえなかったり、こちらが期待しているような反応がないことだってある。そうなると、別に彼が悪いというわけではないのに勝手にちょっとがっかりしちゃったり、イラっとしちゃったりするんですよね。。

というわけで、自分の悩みを送ってばかりいたら遅かれ早かれ嫌な雰囲気になってしまうだろうとわたしは思っていたので、それらに関する内容はさらっと触れるだけに留め、意図的に避けるようにし、愚痴を言いたくなる気持ちを抑えてはどうでもいい話題や明るい話題(いっしょにこの国行きたいね、とか)を持ち出していたのでした。

しかしこちらがそんな努力をしていても、そんなところまで相手が理解してくれているわけではありません。しかも時差もあるからすぐに返信が来ない。ただでさえN君は既読になるのも遅いし、既読になってからも24時間以上返信がないこともあるくらいだし、こっちが次会う約束を早めに決めたいから「この国行こうよ」とか言っても「いいねー」とかざっくりした返ししかしてくれないときもある(書いてたらまた腹が立ってきた)

 

そんなわけで、そのような状況に置かれた(まあ自分で勝手にそっちに向かっていった感もあるけど)わたしのなかで、自分の不安やイライラを聞いてくれる人なんていないし、話したところでわかってくれる人も、味方になってくれる人もいない、という悲観的な気持ちが大きくなっていきました。そしてそれと同時に、自分は周りに味方がいなければ前に進めないくらい弱かったのか、自分に対しイライラするようになりました。

そのイライラ(別名:八つ当たり)と、依然として消えない複数の悩みと、それらをひとりで抱えているしんどさと、N君の返信に対するイライラ、そんなこんなが最高潮に募ったある日のこと。わたしはN君に「ねえ、返事まだ?」的な内容のLINEを送ってしまいました。 

そしてこのメッセージを送ったあと、わたしは自分に対して心底ゾッとしました

わたし自身はLINEの返信が早いほうなので、相手からの返信だって遅いよりは早いほうがいいとは思っています。とはいうものの、返信を催促するようなLINEなんていまだかつて誰にも送ったことがなかったし、そういうメッセージを送るなんて(しかも無意識に)これはいよいよわたしもうやばい気がする、だいぶ追い詰められてる、もう末期だ、と実感しました。完全にパニックでした。

そして、うわどうしよう、このあとどうすればいいんだ、と逡巡した結果、「ごめん、ちょっと一旦LINEやめたいからN君のことブロックさせてもらうわ。なんかあったらメールで連絡してくれ」的なLINEを一方的に投げつけ、その返事が来る前に実際にN君のことをブロックするに至ります。

 

彼とのLINEを強制的にやめる

我ながら極端だと思うし、ヒステリック極まりないですけれども、むしろその状態でLINEを続けていたほうが危険だと判断したのであって、実際その判断は妥当だったと思っています。

あのままLINEを続けていたらN君に対し攻撃的なメッセージを送っていた気しかしないし、しかも絶対それを後悔してさらに落ち込んでいたはず。

別に、返事を催促するようなLINEが送られてきても何とも思わない人もいるだろうし、逆に催促LINEなんてよく送ってるけど、という人もいるかもしれない。ですが、わたしにとっては自分がそんなメッセージを送るということは自分のアイデンティティが揺らぐ大問題なのでした。ほんと。

今思うと「距離置こう」的なやつってもうそれ別れる一歩手前じゃん、とひやひやしますが、N君をブロックしたからといってそこで関係が終わるなんてわたしは考えもしていなかった。ただただストレス源を一個減らしたいと望んでいて、そのためにはブロックが一番手っ取り早いのでした。とはいえ、あまりに悩んだときって自分のことしか考えられなくなるから困りますね。だからこそ敢えて連絡を取らず、ひとりでじっくり考える時間が必要なのかもしれませんが。

 

そして彼をブロックしたその夜、早速向こうからメールが来ます。落ち着いたら連絡してくれ、という内容でした。

一方的に連絡を断ったことについて怒っているわけでも困っているわけでもなかった。ここで、ちょっと落ち着けよとか、一旦話しようぜとか、そういうことを言わずにすっと理解してくれたのはありがたかったですし、Nくんって大人だなと思いました。わたしが逆の立場だったら、おい待て!納得できん!連絡しろ!話を聞かせろ!って絶対言ってるもん……←

 

遠距離恋愛の場合、LINEがあるおかげですぐに連絡が取れるし、写真も簡単に送れるしってことで、物理的な距離を感じなくて済むのは間違いないと思いますが、逆にそのせいで、LINEに気持ちを傾けすぎてしまうということもあるだろうし、あとどれだけ距離が近い気がしても実際に会えないことには変わりないですからね。わたしのようにそこのギャップで苦しくなる人は絶対にいるだろうなあと思いました。なんか最近遠距離の彼とのLINEの雰囲気が微妙になってるな、と感じている方は、思い切ってスパッとやめるという手があるっていうのを頭の片隅に置いておくことを個人的にはオススメします。手紙くらいしかなかった時代等に比べればもちろん恵まれていると思うけれど、文明の利器とはうまく付き合っていかなきゃだめですね。

 

で、そんなわけでわたしたちは連絡を取らなくなるわけですが、わたしの精神衛生にとっては非常に効果的でした。LINEでどんなポジティブなことを書こうとか無理して考えなくていいし、返信が遅いのをそわそわする必要もない。完全にLINEを切ってから、これまで彼とのLINEがどれほどストレスになっていたかを実感しました。

わたしは基本的にあまり自分のこと(特につらいこと)をペラペラ話すタイプではないのですが(そういうところは多分蠍座の特性。きっとテゴちゃんもそう)、その反動か、恋人とはなんでも共有しようとするタイプです。小さなことから大きなことまで全て話します。

しかし、逆説的で不思議なのですが、わたしにとって唯一のなんでも話せる相手が自分の手の届く範囲からいなくなったとき、つまりいよいよひとりになったときにわたしは、自分はひとりじゃない、と実感できたのです。

恋人という強力な心の支えが一旦離れたからこそ、恋人ほど強力ではないものの、十分に強固な支えが存在していたことを確かめることができた、とでもいいましょうか。

たとえばそれは、もう10年以上の付き合いの友人と話していたときのこと。「彼氏とはどう?」と聞かれ、実は連絡を取っていないんだ、と初めて他人に打ち明けました。それをきっかけに、隠しててもしょうがないし、なぜそうなったかという流れ(つまりここまで書いてきたようなこと)を一通り話すことになりました。そしてそれを聞き終わった彼女は真面目な顔で、「それは相当しんどいね」と相槌を打ってくれました。

その言葉を聞いたとき、「そっか、誰かにしんどいって言ってよかったのか」とハッとしたのと、彼女がわたしの悩みを理解してくれたことにとてつもない安堵を感じました。泣きはしなかったけど、完全に涙を表面張力を駆使して踏み留めていたほどでした。

勝手に、誰にも話せない、誰もわかってくれない、わたしはひとりだ、と思っていたけど、そんなことなかった。味方がいた。そのとき、一気にこわばっていた心がふわっと氷解していくような感覚を得ました。

 

街でばったり再会した大学時代の先輩と飲んでいたときにもまた違う〈気づき〉がありました。

先輩は学生のときから陽気で社交的で話も上手だったのですが、その話術に乗せられる形でまたわたしは自分のことを話しました(あの時期わたしもすごく話したいモードだったんだろうな)。その先輩も優しく共感してくれ、自分の体験談を話してくれるのですが、それはわたしの悩みとは比べ物にならないくらい壮絶な悩みでした。

悩んでいるのはわたしだけじゃないんだ。そこでも、「ひとりじゃない感覚」というものをわたしは得ることができたのです。

そうしてわたしが、気持ち的などん底から少し復活してからのNEWSのコンサートでした。

 

今回のコンサートでは、ネバーランドっていうNEWSの作った完全なるファンタジーの世界に一気にいざなってくれるオープニングの完成度に心臓が震えたし、あの強力なオープニングのおかげで、「アルバムはなんかそこまでだったし、ネバーランドという世界観に入り込むことができるのだろうか」と不安がっていたわたしも、難なく身も心もどっぷりと浸かることができました。

そしてそのあとも4つのエリアわけという無理のない天才的な構成と完璧なセットリストによりファンタジーの世界が続いていきます。正直、あのストーリー性の強い「フルスイング」にさえも〈ネバーランド〉において何の違和感も感じなかった。

それでも、わたしがいちばんNEWSらしいと感じたのは、ラストの曲、つまりファンタジーの世界が終わりを告げてからの「U R not alone」でした。

NEWSは、わたしたちにただ無責任に完璧な夢を見せてくれるアイドルではない。わたしたちの日常生活まで責任を取ってくれるアイドルであり、ファンタジーから日常生活に戻らなくてはいけないわたしたちを、てらいのない、力強い言葉で送り出してくれるアイドルです。

 

日常生活において、「みんなそれぞれに悩みがある」っていう、あまりにも当たり前のことをわたしは(もしかしたら「わたしたちは」)忘れがちです。

それでも本当に、文字通りの意味で、この世界に生きている全ての人に悩みがある。それはまごうことなき事実だと思います。多かれ少なかれ、程度の差こそあれ、今すれ違ったスーツの男性も、向かいに座っている2人の子どもを連れているお母さんも、前に並んでいる制服を来た小学生も、みんな、本当にひとりひとりに悩みがあって、みんな苦しんでいる。

そしてそれは、アイドルをやってる同世代の男の子たちももちろん例外ではなかったのです。

 

今回のNEWSのツアーで、わたしが入ったのは東京ドーム1日目のみですが、最後の「U R not alone」のサビをわたしたちファンに3回くらい繰り返して歌わせるというのは毎回だったのでしょうか。

ところでここでちょっと断っておくと、アルバム『NEVERLAND』には個人的になぜだか前作『QUARTETTO』ほどの熱量を持てなくて、歌詞カードも結局一度も開かないままわたしはコンサートに臨んだんです。

もちろんメロディはわかるから「U R not alone」もちゃんと歌えるので、最初のほうは普通に歌ってたんですけど、スクリーンに表示される歌詞を眺めながら歌っていると歌詞の内容がどんどん心に沁みてきて、「ああ、この曲はわたしのための曲だったんだ、NEWSはまたわたしのための応援ソングを歌ってくれてたんだ」と気づいた途端に声が詰まって歌えなくなってしまいました。2周目もそのまま歌えなかった。

そして、3周目に入って「え、まだ歌わせるの……もうこれ以上泣かせないで……」と思いながら突然に「そうか、もしかしてこの〈u r not alone〉というメッセージを今いちばん必要としているのは、誰よりもNEWSの4人なのか」と閃いて、もう変な嗚咽を抑えるのに必死でいよいよ歌えなくなりました。

 

こうやってコンサートというデートの場でNEWSとファンが想いを交わし合う姿をわたしは各種DVDで何度も観てきて、その姿に感銘を受けてきたわけですが、またラブラブデートしちゃってるよこの人たちは、と微笑ましい空間だったり、お互いに最上級の笑顔で「愛言葉」を歌い合っていた、幸福と愛が溢れる空間とは、今回はちょっと違った。NEWSとファンがお互いに全力で叫んで、お互いの存在を証明するような鬼気迫ったヒリヒリする空間。正直なところ、あの美恋魂よりもエモい(こんな言葉しか出てこなくて申し訳ないんですがこれ以外の言葉が見つからない)と感じたし、それほどまでにNEWSもファンも苦しんでいたんだなと実感して、もうなんというかちょっと愕然としました(というのも、わたしはツイッターをやってないし(=情報の波にうまく乗れそうな気がしないため近づきたくない)、なんか嫌な予感がする情報は視界に入れないように意図的にシャットアウトしているもので、かろうじて慶ちゃんの問題については知識はあったものの手越くんの問題に関してはここ最近まで(というかコンサート直前友だちから話を聞くまで)全く知らなかったからです。話を聞いても個人的にはそんなに騒ぎ立てることだとも思わなかったので(事務所からも謝罪済みだったし)ここまで皆が疲弊しているとは、となんだか衝撃を受けたのでした)

 

わたしは、美恋魂DVDを観て、かつてこんな感想を書いていました。

NEWSがアイドルとしてグループを続けていくことを選んだのは、あるいは選ぶことができたのは、もしかしたら選ばされた、と言えるのかもしれないけど、それは、ファンの存在があったからでした。これはメンバーが各所で語っていることであります。

そしてファンも、NEWSが見せてくれるファンタジーがないと日常を生きていけない、という切実な気持ちでNEWSの再始動を待っていたのでした。

美恋DVDに映るファンのひたむきな姿は、わたしを感動させます。最初わたしは、ファン込みでNEWSが好きかもしれない、と感じたものでした。

(中略)

あの日、秩父宮ラグビー場に集まり対峙したNEWSとファンたちは、互いの存在を確かめ合い、互いにずっと一緒にいることを誓い合いました。(2者が直接対峙できるコンサート会場は、エンターテインメント=ファンタジーが実現される最たる場だと思います) 気持ちを確かめ合ったあとのお互いのデレデレ具合は恥ずかしくなっちゃうほど。

だけどNEWSはそうやって、NEWSが作るエンターテインメント、NEWSが届けるファンタジーは、キミたちファン抜きでは成立しないんだよ?と、真のアイドルになるためのイニシエーションの前に、ファンに「NEWSというファンタジーへの参加」について、再度念を押したような気がしました。そしてもちろん迷う間もなくファンはその気持ちに応えます。

NEWSとファンは、運命共同体というとちょっとダサいけど、でもそうとしかいえない関係だと思います。NEWSはファンのためにアイドルとして生きることを選んだ、同時にファンもNEWSとともにファンタジーに参加する意志を固めた。たぶん、わたしがDVDに映るファンの姿に感動するのは、ファンタジーに対する双方の固い覚悟を目の当たりにするからだと思います。わたしが美恋を見て、ファン込みでNEWSが好きになったのは、むしろ当然のことだったのでした。

 

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そのファンとNEWSの一心同体感、それを久しぶりに思い出しました。

わたしたちファンがつらいときにNEWSは「ひとりじゃないよ」と言ってくれるし、NEWSがつらいときにはファンが「ひとりじゃないよ」と伝える必要がある。

NEWSの4人にも、わたしと同じように「ひとりじゃない」と思わせてくれる友人たちがいることを願うばかりだけど、でも「アイドルとしての自分」が追い詰められたときには、それを強力に救ってくれるのはやっぱり「アイドルとしての自分」を愛してくれるファンたちになるんだろうなあと思いました。

というわけで、わたしも微力ながらNEWSを救うために、NEWSに救われながら、引き続き日々足掻いていこうと決意を新たにしたのでした。

 

Nくんとのその後なども、また何かあればご報告させていただきます。 結局連絡を止めてから2週間後くらいにメールがきて、その数日後にスカイプもしましたが、また1週間くらい何もない状態です。わたしがもうちょい落ち着いたら改めて連絡をしようと思っています。やっぱりどう考えてもNくんのことは好きだし大事にしたいんですが、でもわたしは以前に比べたらすでに少し強くなっている気がするので、なんかもしかしたら思いもよらぬ展開になる可能性もある気がします。いやわからないけど。

 

 

ちなみに先日のNEWSコンの感想記事は東京ドームからの帰りの電車内で書いたんですけども、その後無事に自宅の最寄駅に着いて、改札を通ったとき、青いNEVERLANDパーカーを着た女の子がわたしの目の前を歩いていることに気づいたんですよね。

わあ!こんな小さい駅なのに近くにNEWSファンが生活していたんだ!と嬉しく思ったし、この子とわたしはさっきまで同じ空間にいて、同じ感情を共有して、そして同じように「ああ、最高だったね」と友だちと言い合って帰途に着いたんだな、と思うと不思議な感覚でした。

まっすーが東京ドームに来るたびに何度も感じるという、何万人って人が同じ時間に同じ場所に集まっている不思議さ

いっしょに楽しんでいっしょに応援していっしょに歌っていっしょにステージを見つめて、時間と場所だけじゃなく気持ちも共有して、そしてそのあとはそれぞれ自分の生活へ戻っていくその事実の不思議さを、大好きなNEWSの東京ドーム公演後に降り立った自宅最寄駅で、確かにわたしも感じました。こういうことか、まっすー。

わたしと同じようにNEWSに救われ、そしてもしかしたらNEWSを救うことのできる存在があの夜だけで5万5000人集結していたんですもの。そりゃエモくもなるわ。

またNEWSに会えるまでわたしたちは元気で暮らそうね、これからももっともっとNEWSを応援しようね、と前を歩く彼女に心で話しかけながら、わたしとNEWSくんとの初デートの夜は終わりを告げたのでした。

2017年6月10日。本当に素晴らしい夜でした。